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恩師の退官祝賀会に参加してきました|大阪市東住吉区・針中野駅の皮膚科・形成外科|針中野みずた皮ふ科・形成外科

恩師の退官祝賀会に参加してきました|大阪市東住吉区・針中野駅の皮膚科・形成外科|針中野みずた皮ふ科・形成外科

恩師の退官祝賀会に参加してきました

こんにちは。今回は医学情報というより日記寄りの内容です。

昨日、皮膚がんのいろはを教えて貰った恩師の退官祝賀会に参加しました。エネルギッシュで、何年経っても変わらず明るく人気者です。いつまでもお元気でいて下さるよう願っています。

ご無沙汰していた同僚の先生達は、がんの専門施設に残る人も多いようです。

8年程前、私も国立がん研究センターにいました。当時からこの施設に修行に来た人は専門施設に残る事が多く、最初は私も皮膚がんの専門施設で最終的に働くのかな、と思っていました。

しかし進行した皮膚がんの患者さんを多く診察するで「もっと早く介入できたら、結果は変わっていたのだろうか」と考える事が多くなりました。

「まさか皮膚がんなんて思ってもなかった」、「検査ができなくて診断に時間がかかった」、「遠くて来れないから後回しになり受診が遅れた」、という方が予想以上に多かったのも私の進路をじわじわと変える一因となりました。

「最後の砦のがんセンターには熱意のある医師達が既にいる」「砦から出て、もっと前線で役割を持つ人がいてもいいのかもしれない」という気持ちが芽生えてきていました。

皮膚がんの進行期の治療は進歩していますが、初期に疑える事が重要ですし、初期治療は依然手術です。

当時の想いから形成外科と皮膚科の臨床を修めるという選択になり必要な技能習得の結果として皮膚科専門医、形成外科専門医のダブルライセンスとなりました。

皮膚がんや遅れが致命的な疾患を「初期の段階で対処する」ために、皮膚科・形成外科領域のプライマリーケアの世界で診療をしようと思うようになっていました。

私は幅広い皮膚科・形成外科疾患の門戸として、かつ専門分野の「皮膚腫瘍・皮膚がん」をはじめとする多くの皮膚外科治療を提供する場として、大阪・針中野に新しいクリニックを立ち上げようとしています。

この領域に携われる事に嬉しさと、至らぬ事がないかの不安と、自分なりの責任を感じています。

少しでも地域の皆様のお役に立てるよう、精進していきたいと思います。